フィギュアスケート:ペア  ~ピョンチャン五輪

フィギュアスケート:ペア

感動する文面だったのでご紹介。
日本のフィギュア界は、男子女子ともにシングルについては、
毎年スター選手が誕生して、
ほぼ互角に世界と闘える実力を発揮出来てますが、
ペアやアイスダンスというカップル競技の育成および感心にもっと力を入れてほしいです。

ぜひテレビ中継にも、ペアとアイスダンスを放送枠に入れてもらいたい!

練習場・国籍の壁…ペア発展への思い込めた須崎・木原組
2/14(水) 18:15朝日読聞

自分たちのためだけに滑るのではない。

ペアの須崎海羽(すざきみう)、木原龍一(きはらりゅういち)組(木下グループ)の木原は、
「僕たちが頑張ることで、ペアの人口が増えて環境が少しでも改善されれば」と願う。
難しい3回転ルッツを2人で決め、
男性の補助で女性が跳ぶスロー3回転ジャンプも決めた。
自己ベストでショートプログラム(SP)を滑りきり、「日本ペアの可能性を見せられた」。

 代表最終選考会を兼ねた昨年の全日本選手権は3組で争った。
「さみしいなと思った」と木原。
冒頭の願いを持つようになった。

 他にも頑張る理由がある。
この五輪出場枠を取った須藤澄玲、フランシス・ブードロオデ組は、
日本人とカナダ人で組むので、五輪に出られない。
2人は、今後の目標を見失ってしまった。
2012年世界選手権銅メダルの高橋成美、マービン・トラン組も同じ壁にぶつかった。
その後、高橋と組んで前回ソチ五輪に出た木原は、
「他の人の気持ちを忘れず、その人たちの分まで頑張りたい」。

 日本で練習場の確保が難しいことが原因の一つだ。
男性が女性を持ち上げる技を練習するとき、
安全確保のためにリンクを広く使う必要がある。
だが、融通が利く所はわずかだ。
自治体などがリンクを造るという構想が浮上しては、
日本スケート連盟の働きかけもむなしく、消えていく。
外国籍選手が日本国籍取得を考えても、練習場が少ないので日本に住めない。

須崎は「技一つ一つがダイナミックな点が魅力」、
木原は「達成感はシングルの時の倍以上になる」とペアの魅力を話す。
米デトロイトを拠点とする2人は、
未来の日本ペアの発展のために魅力発信の意識もある。(後藤太輔)

朝日新聞社

★須崎・木原組、フリー進出ならず