トゥモローランド

ここでは東京ディズニーランドの<トゥモローランド>の歴史/クロニクル(Chronicle)を書いていきたいと想います。

        https://www.tokyodisneyresort.jp/

  

  

東京ディズニーランドの未来のテーマランド「トゥモローランド」は、1971年のフロリダの古いスタイルを残しているといわれています。
ディズニーランドの創設者であるウォルト・ディズニー氏が1950年代に夢見た未来を描くテーマランドでした。

アメリカ・カリフォルニア州のアナハイムにあるLAのディズニーランド開園から60年。
ディズニー氏の想っていたトゥモローランドがイメージする未来と、2020年になった現実の21世紀との間に出来た大きな隔たりが顕在化した今、どんなトゥモローランド像に変化させるかがあやふやになりつつあります。昔に描いたフューチャーが、レトロ・フューチャーとなりつつあります。
19世紀~20世紀初頭のイマジニアが夢見た未来を描くSFチックなトゥモローランドが残っているのは、実はココ東京ディズニーランドだけになりました。

  1992年にオープンしたパリのディズニーランドでは、トゥモローランドを
  このレトロ・フューチャーのコンセプトで作り、名称も未来を意味するトゥモローランドではなく、
  科学技術が発見された時代を思わせるディスカバリーランドに変更されました。

 

       1990年前後のTDLトゥモローランド風景

  

トゥモローランドは最新技術満載の未来博だった!

元々、東京版のトゥモローランドは最新技術の展示エリアを重点とした経緯があったそうです。
例えば、開園当初から存在する立体映像を体験できるアトラクション「エターナル・シー」(1984年で終了し、マジック・ジャーニー⇒キャプテンEOへと継承)は、1985年開催のつくば万博で披露されたものと同等の最新技術を用いたもの。
また「マジックカーペット世界一周サークルビジョン」は、360°全周スクリーンを設けたサークルビジョンを導入するなど、1983年当時では、最先端技術を結集した大変珍しいアトラクションが出来ました。
また現在「モンスターズインク・ライド&ゴーシーク」となってしまった「ミート・ザ・ワールド」は、太古の時代~日本の創成期から始まり、過去の歴史を学びながら、現代社会そして未来を想像するという、やや教育的なテーマを持つアトラクションがありました。

2000年に入り、「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」「スティッチ・エンカウンター」
「ベイマックスのハッピーライド」と、ディズニー・ピクサー映画等をテーマにしたアトラクションが多く導入されています。
また2009年4月15日にオープンした、ディズニー・ピクサー映画モンスターズ・インクをテーマとした『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』は、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにある同内容のものとは全くといっていいほど違ったアトラクションになっている。オリエンタルランドは、同施設へ100億円を投入してウォルト・ディズニー・イマジニアリングと共に技術開発を行ったが、この額はカリフォルニア版の約3倍である。<ウィキペディアより>

   

13ものアトラクションが消えていた・・・!

東京ディズニーランド開園40年、13個ものアトラクションが消えていきました・・・

ロープウェイがあった時代

ロープウェイがあった時代もありました。

    かつては空中からディズニーランドを散歩できたのです!

1983年~1998年「スカイウェイ」

<詳細を読む>


トゥモローランド~ファンタジーランドを行き来していたロープウェイ「スカイウェイ」は、
トゥモローランド行スカイウェイ、ファンタジーランド行きスカイウェイとして片道乗車でしたが、
上空からディズニーランドを望む事が出来る空中散歩として人気がありました!
歩いたほうが早い近距離でしたが、それなりに人気があったアトラクションだったので、無くなった時は寂しかったですねぇ。

スカイウェイのスポンサーは日本通運(日通のペリカン便)
スカイウェイは1998年11月までの15年間ディズニーランドに存在していました。
つまり2000年以降に生まれた人たちには存在すら知らないはずですねぇ!
だから ↓ こんな記事があるんですね(*_*)

  ✔ https://twitter.com/i/events/1516215917344342019
  ⇒ハフポスト:世代によっては存在すら知らないロープーウェイ

  ✔ https://twitter.com/bunshun_online/status/1370299159752810497
  ⇒文春on-line:ディズニーランドにロープウェイがあったの知ってますか?

2013年8月20日公式サイトのブログから ↓ 

  ⇒https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/130820/

東京ディズニーリゾート~あの日の一枚~2013年8月20日公式サイトのブログから
東京ディズニーリゾート30周年。
今はもう見ることができないあの日のパークの風景~
 ~グランドサーキットレースウェイとスカイウェイの画像が紹介されています(^.^)

ファンタジーランド側の建物はアルプスの山小屋風で、
トゥモローランド側はスペースマウンテンの左横にありました。

  ファンタジーランドとトゥモローランドを結び、移動手段としても利用できた。
  当時のスポンサーは日本通運株式会社で、各ゴンドラのドアの右脇にペリカン便のロゴが貼付してあった。
  ゴンドラの定員は大人4名で、赤・青・緑・黄色・橙色の5色がランダムに行き来した。
  高度は約22メートル。(ウィキペディア)

スカイウェイが撤去された後は、トゥモローランド駅の建物は地上部分が増築され、「トゥモローランド・ホール」として使用。(キャッスルショーの抽選会や、東京ディズニーランド年間パスポート所持者スタンプラリーの会場として使用)
以前の抽選会場は旧「ミート・ザ・ワールド」の施設で行われていました。
2022年現在は、キャラクターグリーティング等に使われている模様です。

  

  

マイケルジャクソン、貸し切りで来園!

マイケルジャクソンが主演作キャプテンEO公開に合わせて貸し切り状態で来園しました!

1987年~1996年「キャプテンEO」
マイケル・ジャクソンが主演したミュージカルミニ映画「キャプテンEO」は忘れられない傑作!

1987年オープンした当初に、来日したマイケル・ジャクソン。<詳細を読む>

ツアーで来日した際、夕方からほぼ貸し切り状態にしてTDLへ来園(インパーク!)
大勢の取材陣に囲まれたフィーバーぶりでした。
2010年7月1日より「ミクロアドベンチャー」がクローズして後、マイケルジャクソンが死去した事を受け、世界中のディズニーパークでこのアトラクション「キャプテンEO」の復活が決まり再演されました。



 ★同じアトラクションが再演されるのは、東京ディズニーリゾートでは初となりました。



2010年~2014年「キャプテンEO」(再オープン)
これにより当初は一時的な休止とされた「ミクロアドベンチャー」でしたが、思わぬ大人気振りだったジャクソン人気で「キャプテンEO」が再レギュラー化となり、4年近く上映されることとなり、ミクロアドベンチャーはそのまま消えてしまいました。



   挿入歌の2曲は忘れられない名曲です♡
    🎶We Are Here To Change The World
    ♪Another Part Of Me
   制作総指揮:ジョージ・ルーカス
   監督:フランシス・フォード・コッポラ


無料だったEチケット並のミート・ザ・ワールド

ミートザワールドは無料のアトラクションで日本史を勉強できました!

ミートザワールドに勝海舟が出ていた・・・!?<詳細を読む>

アメリカ100%ではなかった日本オリジナルのアトラクションが出来たのは、ディズニー出資ではない東京ディズニーランドだったから!
この「ミート・ザ・ワールド」で流れるテーマソングは、メリーポピンズやくまのプーさん、魅惑のチキルームやイッツ・ア・スモールワールドなどの作曲を手掛けたシャーマン・ブラザーズです(^^♪


  音楽を聞きたい方はこちら⇒<https://www.youtube.com/watch?v=zpBBgSi3l0Q
   「♪手と手重ねー 歌うのさ世界の人々と~、愛を胸にー」
   「♪We Meet the world with LOVE♡」
   「♪We Meet the world with LOVE♡」
  何とも心地の良いメロディーラインと素敵な歌詞でした。

 ★2002年終了、しばらくは抽選会場として使用後、
  2009年~「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」
  としてスクラップ&ビルドされました。

このミートザワールドは、アトラクション券が必須だった時代、ビッグ10券+入場券の制度だった頃、
唯一の「無料」アトラクションでした。提供はナショナル(現パナソニック)


4つの舞台があり、その中心に設置された観客席が回転する仕組み<回転型劇場>になっていました。
映像とアニメーション(アニメの鶴がナレーション)、野次さん喜多さんが黒船襲来とともに現れたり、オーディオアニマトロニクスのロボット(坂本龍馬、伊藤博文、福沢諭吉など)が日本の歴史上の人物として物語を演じるなど、志向の溢れた演出がなされていました。


   ✔Twitterで「ミート・ザ・ワールド」が話題になっています!

   ✔ツイッター:ミートザワールド、勝海舟 三谷幸喜さん・・・。


20分ほどあるアトラクションなので、疲れを取るためや雨しのぎなどにちょくちょく入った経験があります(^^♪




  

   

★東京ディズニーランドのパークの歴史を振り返るクロニクル

   

2022年現在:終了したアトラクション

2022年現在:終了したアトラクション(トゥモローランド)

 

アトラクション
123:バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
121:スティッチ・エンカウンター
122:スペース・マウンテン
120:スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
125:モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
124:ベイマックスのハッピーライド
126:ショーベース

終了したアトラクション
エターナル・シー
マジック・ジャーニー
マジックカーペット世界一周 サークルビジョン360°
アメリカン・ジャーニー サークルビジョン360°
キャプテンEO
スカイウェイ
ビジョナリアム
ミート・ザ・ワールド
スターケード
ミクロアドベンチャー!
スター・ツアーズ
グランドサーキット・レースウェイ
スタージェット

1983年:開園時のアトラクション

1983年開園時、当時のアトラクション(トゥモローランド)
 

映画にもなったテーマランド:トゥモローランド

映画にもなったトゥモローランド
2015年、ディズニー社はテーマランド「トゥモローランド」自体を映画化までしてしまいました!
将来的にはこの映画のイメージのようなトゥモローランドを目指しているのでしょうか?

周辺環境も一新し、2027年にオープン

2027年:スペースマウンテンおよび周辺環境をリニューアル
Newトゥモローランド・プロジェクトへ!
オリエンタルランドは、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)内のトゥモローランドにあるアトラクション「スペース・マウンテン」をリニューアルすると発表。
さらに周辺環境も一新し、2027年にオープン。周辺施設一新の費用を含め約560億円を投資。
スペース・マウンテンを全く新しく建設し直し、併せてその周辺環境を一新し、トゥモローランドを象徴する広場を開発すると発表されました。 (^^♪ 
◆リニューアルのTDL「スペース・マウンテン」 性能向上へ投資総額は560億円◆
2022.4.28ニュースソースより<https://merkmal-biz.jp/post/9895

1983年開園時からあり続ける、たった一つのアトラクション=スペース・マウンテン

  

Newトゥモローランド・プロジェクト

そして、東京ディズニーランドのトゥモローランドのこれからは・・・

Newトゥモローランド・プロジェクトへ・・・

「Newトゥモローランド・プロジェクト」という考えが、世界のディズニーパークに展開されています。
2000年以降、ウォルト・ディズニー社が新トゥモローランドを構想していました。

事実、ここ数年になってディズニー社は、スターウォーズを買収、アベンジャーズなどのマーベル作品の著作権を取得したりして、フロリダのディズニーワールド(WDW)には、スターウォーズの世界観エリアをオープンし、2005年に開園した香港ディズニーランドでも、「アイアンマン・エクスペリエンス」「アントマン&ワスプ:ナノバトル!」などのアトラクションを続々と登場させています。

2027年のトゥモローランド拡張以降、将来的にNEWトゥモローランドとして、それらをテーマにしたアトラクション等ができると予想されます。

  

 ディズニーランドは永遠に完成しない。
世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう
from ウォルト=E=ディズニー